みんなで作るIBS情報掲示板

| IBS(過敏性腸症候群)に対する世間の理解が深まって、一人でも多くの先生が傷ついた子供たちの味方になってくれることを願っています。

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みんなのIBS体験談を大募集

学校の先生、養護教諭の方に向けて、IBSの生徒には、どのように接すれば良いか、あなたの経験を元にアドバイスをお願いします。

10代で発症・周りの大人の皆さまへ

こころ / 女性

現在30代後半です。
中学生の頃から、おならや尿•便については非常に悩まされてきました。

私立の女子校に入学後、発症しました。
小学生の頃とは環境が全く変わり、入学後は緊張も大分高まっていたと思います。真剣な雰囲気の学年集会で、静寂の中、おならをしてしまいました。その時の例えようのない気持ちや光景は、まるで昨日のことのように覚えています。周りは無反応でしたが、恥ずかしさから、集会後はあえておならをしたことを笑って友達に話したりもしました。

新しい環境という緊張状態と学年集会での経験から、その他の静かな場面もとてつもなく苦手になりました。テストや全校集会、卒業式など、その場を乗り切るのに毎回本当に必死でした。注意をそらすために頬を噛んだり、爪を手に食い込ませたり、今思うと、自分に可哀想なこともしましたが、そうでもしないと頭がおかしくなりそうで、その場をやり過ごすことが出来ませんでした。

集会だったら1番後ろに、テストだって毎回保健室で受けることも出来たと思います。だけど、他の人達は何食わぬ顔でそういう場所にいたから、自分もそうなりたいと思っていました。勉強も部活も頑張っているのに、どうして自分だけがこんなにつらいんだろう、変なんだろう、これさえなければと、繰り返し自分を責め、泣きました。今でも完治した訳ではなく、こういう悩みがない人達をうらやましく思い、やるせない気持ちでいっぱいになることもあります。

中学の頃、家族や先生など、周りの大人に助けを求めたこともありますが、しっかりと受け止めてもらえた感覚はあまりありません。本人は心の底から必死に耐えていても、表面的にはそれだけ分かりづらい、認知されていないものなのだと思います。

周りの大人のみなさま、お子様や生徒さんが、少しでも助けを求めていたら、考え過ぎ、とか大丈夫という言葉だけで片付けないで下さい。おならや尿や便に関わることは、なぜか社会的には恥ずかしいこととか、滑稽なことだとみなされているように思います。その分、深刻なものとは、捉えづらい節もあるのかもしれません。どんなに大丈夫そうに見えても、当の本人は必死の思いで、あらゆる場面で戦っています。情けなさや恥ずかしさ、恐怖や自己嫌悪に1人で立ち向かい、心を疲弊さています。優しく向き合い、どうしたら症状を軽減出来るか、具体的に何が出来るのかを一緒に考えることで、寄り添ってあげてください。早い段階で助けてくれる人がいれば、また、同じ症状に悩んでいる人が実は沢山いるとわかれば、その後の生活は随分楽になるかもしれません。

当事者のみなさま、私よりも大変なご苦労をされていらっしゃる方も沢山おられると思います。微力ですが、お辛い気持ちをお察しします。皆さまの大変さが少しでも軽減し、よりご自身らしい生活が送れるようになることを陰ながら願っています。少しずつでも、お互い自分自身に優しくなっていきたいものですね。

投稿日: 2021年3月8日 08:54:46 閲覧数: 2496PV

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