IBSでいじめられて IBS当事者と周りの方へ
私は中学1年の夏頃
IBSになりました。
小学生のころは友達も多く
卒業後、一緒の中学で同じ吹奏楽部に
入りました。
ところがある時からお腹が常に張り
緊張するとオナラが我慢できなくなりました。
トイレに駆け込む日々、そこに目を付けられ同じ楽器の子らからいじめられるように。
わざと立たされ練習させられたり
姉や親が買ってくれた持ち物を壊され、送られてきた年賀状にまで何様w?とか書かれました。
一番卑怯だったのは私の友達にはバレないようしていたこと
IBSのストレスといじめによるストレス
それでも居場所を失いたくて我慢し続けた結果心が病んでしまいました。
そして後輩が出来る前にやめることになりました。
止める時に顧問の先生から部活に問題がなかったか尋ねられ
「何もありません」と答えました。
「IBSという病気のせいでいじめられました」って言いたかった
でも戦う力なんてもうどこにもなくて、
持ち物全部おいて逃げるように止めました。
一緒に入った友達とも必然的に距離ができ話すことも少なくなり
どうやったら死ねるか考えてました。
そんなときに同じクラスの特別学級の子と教室に入れない子と話すようになりました。
2年生になった時もその2人とは同じクラス。そして1年生の時と同じおばちゃん先生が担任をもってくれました。
担任の先生にはIBSであること、
整腸剤、抗うつ剤を飲んでいたことを伝えていました。
そして不思議なことに吹奏楽部の子らは
同じクラスにはほとんどいませんでした。
担任の先生が配慮してくれていたと気づいたのは
3年生のクラス替えの時
「誰と一緒のクラスにはなりたくない?」
と聴かれた時でした。
部活をやめた後、
集会など緊張する場面では
いつも列の後ろに教室に入れない友達と一緒にいました。
いつでもトイレに逃げられる場所に先生は置いてくれました。
だから薬が効かないとにはいつもトイレに行きました。
全校集会、運動会開会式、卒業式
全部抜け出しました。
恥ずかしかったけど
友達2人は何も言わなかったし
先生も何度でも行っていいってはっきり言ってくれた。
人の中にいてすり減らしていた心は
人との距離と逃げ道をつくることで
ゆっくり時間をかけて回復していきました。
あの地獄のような時から10年経って
思うのは
あの時逃げて正解だったこと
きっと踏ん張り続けたら
折れてたよ。
『IBSで悩んでいる方へ』
苦しいよね。
当事者にしか分からない苦しさ
私もあの頃普通の身体になりたいって
泣いていました。
頭痛いならまだ格好つくんですけどね
私が緊張する場面でやっていて効果があったのは、
○抜け出すの前提で行くこと
○マスクする事
○市販の下痢止めを飲みできるだけ眠ることに意識する事
本当に寝ないように注意してくださいね。
マスクには顔半分が隠れているので精神的に安心するそう。
(私は高校3年間マスクつけていました)
今あなたがいる場所、友人、環境が
ずっと続くわけではありません。
手放すことにも逃げることにも
勇気がいります
どうかその勇気を生き延びるために使ってほしいのです
あなたと同じIBS患者の一人として伝えたいのです。
『IBSの生徒さんや知り合いがいる方へ』
この症状はなってみないと分からない
苦しい生活が待っています。
公共交通機関に乗れなくなったり
人前に出ることが苦手になったり
性格まで変わってしまうことがあります。
それでも私たちはギリギリを繋いで生きているんです。
何でもないよって顔をして
「頑張れ」なんて言わないでください。
がんばってがんばって今をやり過ごしているんです
良心よりも理解してほしいのです。
『あの時逃げてくれた自分へ』
つらくてかろうじて生きている状態だった。
多感な時期に発症してより人の目がきつかったね
中学高校と青春らしいこと何も出来なかった
でも大人になって今マンガの中で青春をやり直してるよ。
いつか本になったら担任の先生のとこに持って行こうね。
長文失礼しました
23歳 女性
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