体験談
文章化することで気持ちに整理がつくかと思い拙い文ですが投稿します。
始まりは中1の全校集会でした。元々妄想というか、突拍子のないことを考えることが多く、その時はこの空間でおならしたらどうなるんだろうと考えていたら本当にしたくなってしまい、結果出てしまいました。その日は生きた心地がせずクラスのお喋りな男子に笑われた記憶はあります。その後集会が怖くなり、授業に集中出来なくなり、部活中も気になってしまい、かなり生活に影響が出るようになりました。私の場合我慢さえしていれば出なかったので(出そうになるところで踏ん張れたため)恐らく臭いの漏れは無かったかと思います。しかし常に背後が気になり、におっているのではないかと思い聞き耳を立てていましたが臭うなどと言われたことはありませんでした。単に良い人たちだったのかもしれません。集会などはなるべく、理由をつけて保健室のベッドで休んでいました。
ただひたすら出そうになったらどうしようという恐怖とらなんでこんなことで悩まなきゃならないのかという絶望感、なぜ皆平然と生きてるのに私だけこんなに苦しいのだという絶望感で一杯の中学生活でした。また、プライドのせいか病気なのを認めたくありませんでした。そして思春期でしたし、この頃好意を寄せられることも多く、(集会で初めて漏らした時笑っていた男子からも好かれており皆忘れたのかな?と都合よく考えておりました。)そのため何というか、期待に応え、皆には良いイメージのままでいて欲しいというか、絶対に漏らしたくないという思いが強くなり、余計に意識するようになりました。毎日人目を伺いトイレに行き、授業中は楽な体勢を追求したり、寝たりする事でガスのことを忘れるようにして努力しました。
この頃から食生活の改善は効果がなく心理的な病気だと気がつきました。恐怖心からくる症状で気にさえしなければ出ないのだとわかりました。しかしやはりトラウマになってしまっているため結局は抜け出せず、親には恥ずかしくてただお腹の調子が異常だということを告げ、薬は買ってもらいましたが病院には連れて行ってもらえませんでした。
高校に行ってからは下痢がひどくなりました。毎回の授業で常に力んで我慢していたためストレスが酷かったのだと思います。運悪くクラスの派手目な男子の前の席になってしまった時は何もない風を装って死ぬ気で我慢をしました。部活も集中できませんでした。中学同様おならが漏れるということはなく、出るのではないかという恐怖心から、ガスが発生しそれから我慢せねばならないという症状でした。こんなに毎日耐えるなら死にたいと思うこともありましたが、おならの悩みで死ぬなんてという思いが優っていました。恋愛も病気のせいで引かれたら、と思い進んでしようという気にはなれませんでした。
大学では席が選べたため心理的にかなり楽になりましたが、飛行機や車に乗る時などやはり緊張してしまい我慢することは日常的に多かったです。カウンセラーや医師にも相談しましたが無駄だと思いました。わかりきったような事を言われたり薬だけ処方して、その後の経過を聞かれるだけで解決はできませんでした。
今は仕事を始めましたが以前よりは症状が軽くなりました。やはり緊張から来る症状なので環境が変わり良くなったのだと思います。完治できるのかわかりませんが、気にせずに生きていけるよう、これからも頑張りたいです。
振り返ると、学生時代に辛かったのはこの症状のせいで学業に集中できず試験などの結果にも影響があったこと、部活でも思うように練習や試合に臨まず自分の全力が出せなかったこと、色々と諦めなければならなかったことと他人の目が異常に気になったことです。またデリケートな悩みなので人に言いづらく、外から分かりづらい症状なので理解してもらえるのか自信がありませんでした。しかしこのサイトで悩んでいる方が多いことを知り少し安心しました。自分でどうすることもできない病気なので理解してくれる方が身近にいるだけでも心強いかと思います。
長々と失礼しました。
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