IBSガス・下痢型
現在40代前半で幸いに良い薬と巡り会えたので、症状は落ち着いています。
最初に現れた症状はガスがなんだか頻繁に出るな、というものでした。
小学校3・4年生のころだったと思います。
体育の授業中、体育座りをして先生の話を聞いていたとき、ぷっと出てしまったことがありました。
先生は「なにか変な音がしたね」で話題をそらせようとしてくれましたが・・・私は恥ずかしくていたたまれませんでした。
これは今でもトラウマで、未だに先生にどう返してほしかったのか、完全に無視してほしかったのか、わかりません。
育児を通して、子供が友達の前でおならをしてしまうこと、逆にされることは日常茶飯事です。
子どもたちは笑ってそれでおしまい。
実際は気に病んでいるのかもしれませんが、今のところそのような感じは受けません。
私は上述のことがきっかけで、集会など体育座りが必要且つ静かに話を聞かなきゃいけないときにとても緊張するようになりました。
2回に1度は必死でおならを我慢しました。これは中学と高校も続きました。
緊張するとなぜかお腹の動きが活発になるのです。
出してはいけない!と思えば思うほど緊張が高まりおならが出そうになりました。
高校に入ってからは下痢になることも増えました。
休み時間にトイレへ行くのですが、そのときはまったく出ずに授業が始まると行きたくなるのです。
間に合わなくて出てしまったこともありました。終わった・・・そんな心境です。
思春期の子どもたちにとって「先生、トイレ」と挙手することはものすごい覚悟が必要だと思います。実際わたしはなかなか手を挙げることができませんでした。
なぜって誰も授業中にトイレ!なんて言わないんです。
「トイレ」ワードで誰しもがその後の行為を想像するでしょう。
尿意ならある程度我慢できます。下痢は一刻を争います。
わたしは現在海外に居住しています。
小学生の我が子に授業の様子などを聞くと、授業中にトイレへ行く子はちらほらいるそうですが、誰も気に留めていないようだ、とのこと。
子どもたちが低学年の時はトイレへ行きたいときはとにかく行く。先生には手でサインを送ることが必要。
高学年のいまは一言先生に声をかけてから行くそうです。
授業形態は日本とかなり違い、クラスが一点に常に向かっているわけではないので声を掛けやすいのかなと思います。
私の経験ですが、先生方の中には手を挙げた生徒に対して、あと◯分だ我慢しろ、とおっしゃる方がいます。授業を一旦止めなければならないのですからその気持ちも理解できます。
ですが、上でも述べたように下痢は一刻を争います。
また、どうしてもガスが止められない時もあるのです。
勇気と覚悟をもって挙手をした生徒の気持ちをくんでいただきたいと切に願います。
その時はどうか一言だけ、「はい」それだけ言っていただけたら。
聴き逃した部分は友達に聞くなり自分で調べるなりできますので。
今、医師に相談できず悩んでいる方、ちょっと勇気を出して相談してみましょう。
私は恥ずかしさで相談できずに20年近く悩んできましたが・・医師はさすがプロですね。的確に診断してくださり良い薬も処方してくださいました。
たまに下痢になったりガスが多い時もありますが、自分でコントロールできています。
一人ではありませんよ。一緒にがんばりましょう!!
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