今週の2階ヘビ新入荷
お久しぶりです髪の長い佐藤です。
GWセール真っ只中ですが、さっさと新入荷ブログ上げないとまたすぐ新着生体が来てしまうかもしれないのでこのタイミングでぶっ込むのをお許し下さい!
あと、今回からヘビとトカゲの新入荷ブログを分けてみることにしました。
これで長ったらしいブログを見たい生体の項までスクロールする手間も半減出来るかもしれません!
では早速ヘビの新入荷のご紹介に行ってみましょ~
マレースジオ
Elaphe taeniura ridleyi

Beauty Rat Snakeのコモンネームを持つ美しいスジオナメラにはいくつかの亜種が知られています。
本亜種は洞窟で見られることからドウクツスジオやCave Beautyとも呼ばれます。
亜種小名から単にリドレイと呼ぶ方も居ますね。
今回はベビーヤングサイズの♂が1匹のみの入荷!
スジオナメラの亜種はどれも成長する程その美しさに磨きがかかる大器晩成型。
本亜種もその例外ではなく、若い頃はこのヘビ本領はまだ発揮されていません。是非大人の姿を調べてみてください。
上品な乳白色の体色はいかにも洞窟で暮らしているかのような神秘さを感じるはずです。
とは言っても本亜種は若い姿でも十分美しいと思うんですけどね(笑)
黒のアイラインと青いアイシャドウでお化粧した顔なんて超お洒落じゃないですか?
ちなみにこの色彩は大人になってもある程度残りますのでご安心を。
スジオナメラは在来亜種のサキシマスジオと、特定外来生物に指定されているタイワンスジオを除く全亜種が未判定外来生物に指定されています。
そのため現在流通しているのは、外来生物法で規制される以前に輸入された個体を国内のブリーダー様が血を繋いだ個体のみ。
もちろんCBといえど海外から輸入することも現実的に不可能です。
そのため年間で流通するスジオナメラは数に限りがあるため「後で買おう」が冗談抜きで通用しません。
価格は数年前と比べてかなり上昇しましたがそれでも欲しいと思った方はお早めに。
ちなみに幼蛇の頃の飼育にさえ気を付ければ基本的に丈夫でよく食べるヘビです。
バロンコダマヘビ
Philodryas baroni
アルゼンチン北部からパラグアイとボリビアにかけて分布する、ツンと尖った鼻先が特徴的な緑のヘビ。
アジアのテングヘビ(ライノラットスネーク)に似ますが分類的にも地理的にもかなり距離があるためこれらは収斂的な進化なのでしょうね。
緑のヘビは「飼いにくい」と言われる種類が多い中、個人的に本種は最も飼いやすい緑のヘビだと思います。
本来、バロンコダマヘビの棲息環境は熱帯・亜熱帯のサバナや森林で、食性は爬虫類をはじめとした小型の生き物を食べるジェネラリスト。
しかし、本種は現在CB個体しか出回らないことも功を奏してか、高温多湿環境でなくとも調子が良く、餌も冷凍マウスを貪欲に食べてくれます。
大きな個体はアダルトマウスをしっかり消化できるほど強靭です。
※もちろんやや高温多湿環境で飼育して餌も負荷をかけ過ぎない程度に与えるのがベストです。
数年前までは欧州産の個体が過剰気味に出回ったこともありましたが現在は探してもなかなか見つかりません。
そんな中今回ありがたい国内CBが1匹のみの入荷。
ブルスネーク ‘アザンティックhet.パターンレス’
Pituophis catenifer sayi
本来は黄褐色の地色に黒褐色から赤褐色の柄が入るヘビですが、黄色色素が欠乏するアザンティックの作用で日本人好みな白黒の色彩に。
成長すると白のトーンは更に上がりよりモノトーンのお洒落な姿となります。
1匹のみ。
ユンナンシュウダ “セレクト” sold out
Elaphe carinata carinata (“deqenensis”)

かつてはシュウダの1亜種として数えられたユンナンシュウダですが、現在は雲南省の標高の高い一部地域で見られる地域個体群とされています。
早速お買上げ頂きました!
モンペリエヘビ(ヒガシモンペリエヘビ)
Malpolon insignitus
厳密にはナミヘビではありません。
独自の習性や形態なんかがナミヘビたちの“それ”とは全く異なります。
細かい解説が不要なほど魅力的で人気のヘビなので是非深くハマってください!
複数来てましたが早速残り1匹のみ!
モイラヘビ
Malpolon moilensis


コブラのようにフードを広げて威嚇することからコブラダマシの異名を持ちます。
前述のヒガシモンペリエヘビと同じマユダカヘビ属Malpolon の1種で、こちらも容易にマウスに餌付いてくれます。
若干ヒガシモンペリエヘビより気を遣う点はありますが繁殖例もいくつか知られているので是非チャレンジされてみては。
複数来てます。
フロルレンツレーサー(ハナガラレーサー)
Platyceps florulentus florulentus
個体①
個体②“セレクト”
乾燥地帯に居そうな色合いとヒョロ長い体型がアレチヘビ科を彷彿とさせますが、れっきとしたナミヘビ科。
トカゲオイレーサー(トカゲオイヘビ)属というあまり耳馴染みのないグループの一種で、エジプトからウガンダ北部にかけてのナイル川流域に沿って分布します。
今回来たのは基亜種ホクトウハナガラレーサーP. florulentus florulentusですが、他にはナイジェリアやカメルーンに飛び地的に分布するセイブハナガラレーサーP. florulentus perreti 、ケニアに飛び地的に分布するバリンゴハナガラレーサーP. florulentus keniensis が知られています。
トカゲオイの名の通り、日光浴をして体温が上がると目にも止まらぬ速さで獲物を追いかけて捕食します。
本属はどれも乾燥した地域に広く栄える種ですが、アレチヘビ科のような極度の乾燥に耐えるのを得意とするわけではありませんのでウェットシェルターの設置やたまの霧吹きをオススメします。
爬虫類を好む食性をしていますがマウスへの移行も容易な部類です。
現に入荷した2匹とも既にマウスを食べてくれてます。
トカゲオイレーサーのヘビたちはあまり注目されず、長期の飼育にも難があるため万人にオススメ出来るヘビではありませんが、こういう“飼えそうで飼いにくい”の飼育こそ燃えますね。
是非チャレンジしてみて下さい。
ダイスヤマカガシ(イチマツユウダ)
Natrix tessellata


ヤマカガシなんて物騒な名前が付いていますが現在は誤認を避けるためイチマツユウダ呼びが主流かと思います。
名前通りの市松模様が特徴的ですが本種は欧州から北アフリカ、中央アジアにかけての広大な領域に分布する広域種であり、その色彩や柄は地域によって様々。
分布域が広過ぎる逸話として、本種が本来分布しないと思われていた地域において、新種と思われるヘビが発見された際、よく調べたら実はそれは本種イチマツユウダでした!なんてこともあるほど。
今回来たのはエジプト産で、明るめのカーキやオリーブ色の地色に黒のスポットが散りばめられています。
ユウダの仲間らしく、水場が大好きで魚やカエルなど水辺の生き物を好んで捕食しますが、育った個体は食性の幅が広がり口に入る脊椎動物ならだいたいなんでも食べるようになるジェネラリスト。
飼育の際は、水が好きだからといって床材全体を湿らせることはせず、乾いた陸地と広い水場を用意して環境にメリハリを持たせましょう。
2匹来てます。
エジプトタマゴヘビ
Dasypeltis bazi



サハラ砂漠より南のアフリカ大陸、いわゆるサブサハラアフリカで栄えるタマゴヘビですが、本種は飛び地的に北アフリカのエジプトに分布するタマゴヘビ。
ガンスタマゴヘビやアフリカタマゴヘビ(マドワシタマゴヘビなど)はトーゴ便などでコンスタントに流通しますが、本種エジプトタマゴヘビは年に一度のこの時期のエジプト便のみ。
次の入荷は1年後ですし、毎年必ず入荷出来るわけでもありません。気になる方は是非!
ヤングサイズと給餌が大変そうなベビーサイズが来ています。
ミドリナメラ(アオメミドリナメラ)
Gonyosoma coeruleum
いわゆる旧プラシナ様。
「Gonyosoma prasina でなくなった。」のではなく、元々中国南部からインド北東部にかけて分布していたミドリナメラのうち、タイやミャンマー南部から中国南部にかけて分布する集団がミドリナメラから独立して新たにGonyosoma coeruleumとされました。
ちなみに過去も現在もWCであろうがCBであろうが流通していたのはほとんどがこちらでしょう。
というより本物のミドリナメラが流通したことはあるのでしょうか…?
インド産の個体が流通することはないためミドリナメラやプラシナ様と呼んでも混乱は無いでしょうが、一応経緯を知っておくと名前の変化への理解が深まると思います。
ちなみに本種をプラシナ「様」と呼んだ所以は、耽美な美しさも然ることながら、とにかく飼育が一筋縄ではいかないところにあると言われています。
着状態の良し悪しも関係しますが、基本的に超神経質。
高温や極度の乾燥にも弱く、一般的なラットスネークのように飼えるヘビではなく、チャレンジャーを幾度となく拒んだアジアの壁。
故に敬意を込めて「プラシナ様」と。
今回はそんな旧プラシナ様ことアオメミドリナメラが1匹のみの入荷。
肌艶もよくしっかりピンクマウスをピンセットから食べてくれているので挑戦する価値は大いにあるかと思われます。
スジメアオナメラ
Gonyosoma frenatum
こちらもアオメミドリナメラ同様、美しい緑色のキノボリナメラ。
こちらも神経質ではありますが、個人的にアオメミドリナメラよりも飼いやすい印象を受けます。
1匹のみ。
プレーンズガーター ‘スノー’ sold out
Thamnophis radix

アイオワアルビノとアネリのコンボ。
早速お買上げ頂きました!
ブルガリアラットスネーク(トウオウナメラ)
Elaphe sauromates

南ウラルから北カフカス、バルカン半島東部とアナトリア半島にかけての広い範囲に分布する、ナメラ属Elaphe の模式種。
元々は南カフカスまで分布していたとされていましたが、南カフカスの個体群は現在ウラルトゥナメラE.urartica として独立。
ちなみに本種も、独立したウラルトゥナメラも、どちらもそれぞれの分布域で過去に繁栄した民族(Sauromatae)や国(Urartu)にちなんで種小名が与えられています。
ペアで来てましたが♂だけ売れて残りは︎︎ ♀1匹のみ。
以上で新入荷の紹介となります。佐藤
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