今週の2階新入荷 ヘビ、トカゲ
お久しぶりです髪の長い方の佐藤です。
先日ド田舎の実家に帰っていましたがやっぱり田舎はいいですね。
時間の流れが都会より遅く感じます。
空気も澄んでいて天気の変わり目は匂いで分かるほど。
そんなことより新入荷沢山来てます。
今週も各所から選りすぐりのおもろいヤツらが大集合。
それでは早速新入荷の紹介に行ってみましょ~
キイロマダラ sold out
Lycodon flavozonatus
毒々しいカラーリングのオオカミヘビ。
マダラヘビ(旧Dinodon)は現在オオカミヘビ属Lycodonにまとめられています。
旧マダラヘビ達はrufozonatus complex(アカマダラをはじめとした尻尾が短く体格もがっしりとした種群でその多くは「〇〇マダラヘビ」と呼ばれることが多いため以降は「マダラヘビグループ」の呼称で統一)としてオオカミヘビ属内でも種数・規模共に大きな括りとなっています。
マダラヘビグループはバイカダグループやキノボリアトバグループと比べて体格ががっしりする他、食性も幅広いため比較的容易にマウスに餌付き易くオオカミヘビの入門的存在としてもオススメです。
1匹のみ。
早速お買い上げ頂きました!
ユンナンベニナメラ
Oreocryptophis porphyraceus pulchra
「おれおくりゅぷとふぃす・ぽるふぃらけうす・ぷるくら」長くて覚えづらい学名は直訳すると「山に隠れる美しい濃い赤色のヘビ」(たぶん)。
その名の示す通り濃い赤色が特徴的なベニナメラの仲間は主にアジアのやや標高の高い山林に棲息するヘビ。
本亜種はその中でも中国南部の雲南省などに分布する、バンド模様が特徴的な亜種。
ちなみにベニナメラはベニナメラ属に一種のみであり、普段流通する他のベニナメラも全てベニナメラの亜種となっています。
北米のブラックレーサーColuber constrictorなんかもこのパターンですね。
数あるベニナメラの中でも本亜種はCB・WC共に最も飼いやすいベニナメラのひとつと言っても過言では無いでしょう。
他亜種は餌付くまでが大変だったり餌付いてからも気を抜けなかったりと、かなり玄人向けなヘビの印象を受けますが本亜種ユンナンベニナメラは割と簡単にマウスに餌付き、なんとなくで長期飼育も可能です。
別亜種のコックスO.p.coxiと並び各国で頻繁にCB個体が作られているのも頷けます。
今回来たのはWC個体ですが国内で長期ストックされてぷりっぷりに仕上がったもの。
かなり飼いやすくなっていると思うので是非初ベニナメラの1匹にいかがでしょう。
コロンビアレインボーボア ‘ブルーアイリューシ’
Epicrates maurus
白い体に青い目をしてます。青眼の白龍です。
滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)ですね。
チモールモニター
Varanus timorensis
昨年即売れだった国内CBのチモールモニターことヨジリオオトカゲがまた来てます。
小スンダ列島東端のティモール島に分布する最大でも70cm程の小さなオオトカゲ。
オオトカゲ科オオトカゲ属は南北アメリカ大陸とマダガスカルを除く低緯度~中緯度地域に広く繁栄し、現在90近い種が確認されている大所帯。
そのため種以上属以下の分類である亜属として括る場合、本種は主にオーストラリアと周辺の島々で栄えるヒメオオトカゲ亜属(Odatria)、馴染みある言葉だと「ドワーフモニター」に分類されます。
ヒメオオトカゲ亜属はどの種も全長1m以下(Odatria最大種のタソガレイワバオオトカゲV.glebopalmaですら120cmほど。)とかなりコンパクトで、「オオトカゲ」という言葉のインパクトから飼育を始めるのに躊躇っている方にもオススメ出来るグループとなってます。
飼育はインドネシアのオオトカゲ飼育とオーストラリアのドワーフモニターの飼育の中間といった感じ。
通気は確保しつつある程度の保温とある程度の湿度を与え、餌には高カロリーなマウスばかりではなく虫餌をメインにします。
1匹のみ。
テイラーカワリアガマ
Xenagama taylori
前述のチモールモニターに続きこちらもなんと国内CB。
アフリカ東部に分布する最大でも10cm程の小型のアガマで、特徴的な尻尾を持ちます。
この尻尾は盾のように広がっており、自身が巣穴や岩の隙間に潜り込んだ際にこの尻尾が蓋の役割を果たして身を守ります。
他のアガマ同様肉食寄りの雑食性で虫餌と野菜を与えて飼育します。
4匹来てます。
ジャイアントガロティア(グランカナリアカナヘビ)sold out
Gallotia stehlini
最大で70cmにもなる世界最大のカナヘビで、モロッコ沖の大西洋に浮かぶグランカナリア島固有種(島の東に位置するフエルテベントゥラ島に移入してるらしい)。
早速お買い上げ頂きました!
サンエステバントゲオイグアナ
Ctenosaura conspicuosa
メキシコ西岸のカリフォルニア湾に浮かぶサンエステバン島固有の希少なトゲオイグアナ。
元はカリフォルニア湾沿岸に棲息するトギレトゲオイグアナC.hemilophaの亜種とされていましたが現在は独立した種となっています。
流通は非常に少なくトゲオイグアナマニア垂涎モノの1匹とされています。
国内でも繁殖例がありますので是非チャレンジされてみては。
メガネテユーsp.
Gymnophthalmus cf.pleii
スキンクのような見た目ですがテグーなどに近縁なピグミーテユー科メガネテユー亜科の小さなトカゲ。
本種はそのメガネテユー亜科の模式属であるメガネテユー属のどれかで、形態的特徴やおおよその分布からGymnophthalmus pleiiと思われます。
ちなみに入荷時はGymnophthalmus underwoodiとして入荷されました。
この辺にご興味ある方は是非詳しく調べてみてください。
基本情報としてメガネテユーの仲間は「メガネ」の名の通りまぶたが無い代わりにヘビ類のような透明眼球鱗が目を覆っているユニークな見た目をしています。
南アメリカ北部に見られ、G.pleiiとG.underwoodiに関しては小アンティル諸島の島々に分布します。
メガネテユー属は種によって棲息環境がやや異なりますが今回入荷したG.pleiiかG.underwoodiは基本的に落ち葉の下で見られることが多いようです。
そのため飼育をする際は半水棲のピグミーテユーのようなびちゃびちゃの環境より、ケージ内に乾いたところや湿ったところをつくってやりましょう。
あまり流通する種でもないので気になる方はお早めに。
2匹来てます。
以上で新入荷の紹介となります。
佐藤
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