今週の2階新入荷 ヘビ、トカゲ
こんにちは髪の長い方の佐藤です。
ついに来ました!待ちに待ったハムショー便!!
馬場店長は買い付けお疲れ様でした!
今回はハムショー便らしい選りすぐりの生体が沢山!
その他にもこの時期ならではの生体達も来てます。
それでは早速新入荷の紹介に行ってみましょ~
ツマベニナメラ
Elaphe moellendorffi
個体①♂
個体②︎︎ ♀(脱皮前)
その唯一無二の美しい姿と特殊な生息環境や飼育難易度からナミヘビの最高峰の1つとされるモーレンドルフィことツマベニナメラがペアでの入荷!
百の花が散りばめられたような模様から「百花錦蛇」の中国名や「Hundred Flower Rat Snake」の英名を持ちます。
和名の「ツマベニ」は「爪紅」のことで、いわゆる現代で言うマニキュア(ネイル)のこと。
昔は爪を飾るのに鳳仙花などの花を使って爪を赤く染めており本種の赤く美しい頭をそれに見立てて名付けられました。
本種は中国南部からベトナムにかけての雲霧林の洞窟などで見られ、その特殊な生態が面白いことも去ることながら飼育の難しいヘビとしても知られています(原因はおそらく輸送状態の悪さから)。
しかし今回来たのはハムショー便にて直接買い付けてきたドイツCB個体。
しかも最近のCB個体はさらに飼いやすくなっているとか。
是非この機会に憧れのモーレン飼育を始められてみては!
タイリクシマヘビ
Elaphe quatuorlineata
最近再注目されつつある最西端に分布するナメラ。
今はまだ幼蛇特有の柄が残るベビーですが成長すると名前の通り日本のシマヘビE.quadrivirgataのようなストライプ柄へと変化します。ちなみに日本のシマヘビと学名はほぼ同じ意味。
なにかとシマヘビと比べられがちですが、顔つきと身体の重厚感は日本のシマヘビとは比べ物にならないほどの迫力となってくれます。
2匹来ておりペア取れます。
ドイツCB
オレゴンレッドスポットガーター(ベニガーター)
Thamnophis sirtalis concinnus
広大な分布(北米大陸の西海岸から東海岸まで)と沢山の亜種を包括するコモンガーターの亜種の1つで、オレゴン州やワシントン州で見られます。
人の生活圏にも近く、農地の水辺でしばしば見つかり地元民には日本のアオダイショウのように益獣としても親しまれているそう。
1匹のみ。
ドイツCB
ディルビアルガーター(アトトニルコガーター)
Thamnophis eques diluvialis
こちらも沢山の亜種を持つメキシコガーターの一亜種で、なんだかカッコイイ響きのする亜種小名diluvialisは「氾濫、洪水」を意味します。
これは本亜種の主な棲息地であり和名にもなっているアトトニルコ湖などのチャパラ湖西方の小湖群が、過去にメキシコ最大の湖であるチャパラ湖の増水により広い範囲に水が氾濫しその後水位が減少したことによりつくられた小湖群であり、本亜種がそこで独自の分化を遂げた過去を持つことから。
他亜種が青みを強く帯びる中で本亜種が落ち着いた色合いなのはこうした独立した小湖群で独自の分化の道を辿ったからなのでしょうね。
2匹来ておりペア取れます。
ドイツCB
ブルスネーク‘アルビノ’
Pituophis catenifer sayi
北米大陸中西部に広く分布するゴファーヘビの1亜種で他の亜種が「○○ゴファースネーク」と呼ばれる中、本亜種のみブルスネークと呼ばれます。
ちなみにブルは「Bull」のことで、興奮した際の噴気音が雄牛のようなけたたましさから。
本来のノーマル個体は荒々しい模様と逞しい体躯や険しい顔つきの迫力あるヘビですがアルビノ表現となるとこうも可愛らしいですね。
見かけの割に消化力に不安を感じることがあるので小さめの餌をこまめに与えると良いでしょう。
1匹のみ。
ドイツCB
テキサスラットスネーク‘アルビノリューシスティック’
(セイブネズミヘビ)
Pantherophis obsoletus
いわゆる‘レッドアイリューシ’。
obsoletus complex(旧コモンラットスネーク)の中で最初のリューシスティックはテキサスラットが固定され流通しましたがその後ブラックラットのリューシも出回り始め、近年はより性格が大人しい傾向であるブラックラットのリューシが白蛇の代名詞として逆転し優勢気味となっていました。
そんな中で今回来たのはブラックラットではなくテキサスラットのリューシ、しかもレッドアイ!
もちろん単品として楽しめますし、何より近年流通が減少気味なテキサスラットをお持ちの方の繁殖計画にもきっと役立つことでしょう!
しかもペアで来てます。
ドイツCB
トリカラーホグノーズ(キタサンゴソリハナヘビ)
Xenodon pulcher
シシバナヘビに猛毒のサンゴヘビのカラーリングを施したような毒々しい見た目。
実際に北中米で栄えるシシバナヘビHeterodonの南米版のような存在で、本種の属するヒラタヘビ属の他の種もエキゾチックな雰囲気のシシバナヘビといった具合であり、生活様式や食性もシシバナヘビらと似通ってます。
しかしながら飼育下においてはセイブシシバナヘビHeterodon nasicusがやたら飼いやすいだけなため、本種の飼育の際はシシバナヘビ飼育を丁寧に行う意識で望むと良いでしょう。
具体的にはネズミが主食という訳ではないのでカロリーの高いマウスを際限なく与えるのは控えたり、飼育ケースを広めに取り温度勾配を設けることや多様なシェルターを用意したりなどの工夫を凝らします。
2匹来ておりペア取れます。
ドイツCB
ケープハウススネーク‘ブルーアイ’
Boaedon capensis
東アフリカ地域から南アフリカの広い範囲に分布するオオバイエヘビで以前からアルビノやハイポなど様々な品種が作出されています。
しかし今回来たのはブルーアイ!上品な雰囲気が美しい~
流通は少なく日本CBが出回ることもありましたがそれでも流通は極わずか。
そんな希少モルフがなんとトリオ取れます!
ドイツCB
バイパーボア(アダーボア)
Candoia aspera
クサリヘビ科の毒蛇チックな外観が魅力的なナンヨウボア。
今回来たのはいわゆるイエローベリータイプ(お腹が黄色い)であり他にはレッドベリーのものも知られています。
属内でも特に太短い体型から分かる通り地表棲傾向が強く水苔でびちゃびちゃにした床が大好き。
若い個体はカエルを特に好みますが成長に伴い食性の幅は広がりマウスも食べてくれるようになります。
1匹のみ
インドネシア
ハルマヘラグランドボア“ホワイト” sold out
(ハルマヘラポールソンボア)
Candoia paulsoni tasmai
基亜種のソロモンポールソンボアC.p.paulsoniのサンタ・イザベル島個体群は乳白色になる個体が見られることで有名ですが他の亜種でもそれは例外ではありません。
早速お買い上げ頂きました!
イエローラットスネーク(トウブネズミヘビ)
Pantherophis quadrivittatus
最近では目にする機会が減ってしまいましたが古くから流通するヘビであり未だに一部のコアな層から支持を得ている、フロリダ半島とその付け根付近の大西洋沿岸地域に棲息するアメリカネズミヘビ。
以前はブラックラットスネークやグレーラットスネークらと共にコモンラットスネークP.obsoletusの1亜種とされていました。
しかしいわゆるこのobsoletus complexと言われる種群は以前から色彩的形態のみに焦点を当てたやや粗雑な分類であったため、近年大幅に分類が見直され現在は旧エバーグレイズラットスネーク、旧ガルフハンモックラットスネーク、旧キーラットスネーク、旧ブラックラットスネークの東部個体群らと共にトウブネズミヘビP.quadrivittatusとしてまとめられました。
ペットトレード上では現在でも旧分類の色ごとに扱われることが多いのですがイエローラットスネークにおいては混乱はやや少ないでしょう。
似ているエバーグレイズラットスネークとは舌の色でも判別可能です。(イエローラットは青黒い部分が多く、エバーグレイズは体色と同じオレンジ色)
ありがたいことにペアで来てます。
ガンスタマゴヘビ(ミドリタマゴヘビ)
Dasypeltis gansi
卵を丸呑みして中身を吸い殻だけを器用に吐き出すことで有名なヘビ。
その知名度の高さからか人気過ぎて一年を通して問い合わせの多いヘビでもあります。
特別レアという訳ではありませんが野生採集個体が主に出回るという特性上、居るうちに買っておかないと数ヶ月は手に入らないなんてことも。
今回は2匹来ており早速鶉の卵を食べてくれてます。
トーゴ
マドワシタマゴヘビ sold out
Dasypeltis sp.cf.confusa
以前は本種を含めたいくつかの種がコモンタマゴヘビD.scabraのアフリカ西部個体群とされており、日本で流通する際は長らくコモンタマゴヘビの名前で出回っていました。
コモンタマゴヘビが細かく見直されたことで西アフリカ地域から来る個体は主に本種を含めたいくつかの近縁種であり、今回来たのは特徴的にマドワシタマゴヘビである可能性があります。
早速お買い上げ頂きました!
クロスサンカクヘビ
Limaformosa crossi
身体の断面が三角形に見えるほど背中が隆起した面白いヘビ。
アフリカ西部のある程度湿度のある地域に棲息しており爬虫類や小動物を食べます。
飼育下では比較的容易にマウスに餌付く個体が多く、今回来た個体も既に冷凍マウスを食べてくれてます。
ちなみにしれっと分類がMehelya属から変わってます。
1匹のみ。
トーゴ
アオノドキールカナヘビ
Algyroides nigropunctatus
キールの立った荒々しい鱗や名前の通り青く染め上がった喉元が特徴的なカナヘビ。
主にイタリア半島を除くアドリア海沿岸地域に棲息します。
流通はごく稀で中野店には数年ぶりの入荷となります。
雄1匹のみ。
ドイツCB
オオミドリカナヘビ
Lacerta trilineata
主にバルカン半島に棲息し最大50cm程に成長する大型のカナヘビ。
今は若いため落ち着いた色合いですが成長すると美しい光沢のある緑色になります。
こちらも前述のキールカナヘビ同様流通は稀ですので探していた方はお早めに。
ペアで来てます。
ドイツCB
サバンナモニター
Varanus exanthematicus
今年も沢山来ました!おそらく最も人気なオオトカゲ。
アフリカのサバナに広く棲息しある程度の乾燥や絶食にも強く本種がオオトカゲの入門種的扱いを受けるのも頷けます。
しかし頑健なトカゲには変わりありませんが、ベビーの頃は低温や過乾燥には気をつけ、育ったあとは肥満で死にやすいので食べさせ過ぎにも注意しましょう。
トーゴ
オルナータナイルモニター
Varanus stellatus
ナイル川流域からアフリカのサバナに広く棲息するナイルモニターV.niloticusではなく、主に西アフリカ地域の森林地帯に棲息する方のナイルモニター。
V.niloticusより小さく大人しいと言われることも。
安価ながらも美しいトカゲであり毎度すぐ完売してしまうので欲しいと思ったらお早めに。
2匹来てます。
トーゴ
ファイアスキンク
Mochlus fernandi
体側面が燃え上がったように赤く染る、トーゴ便でお馴染みのスキンク。
地表棲スキンクらしく慣れると冷凍コオロギや人工飼料などなんでも食べてくれるようになります。
2匹来てます。
トーゴ
以上で新入荷の紹介となります。
佐藤
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