今週の2階新入荷 ヘビ、トカゲ
こんにちは髪の長い方の佐藤です。
今回も溜めたつもりはないのですが新入荷生体が各所から沢山来てます!
特にPlatyceps とNatrix の項は必見ですよ!(誰が見るんだろ)
では早速新入荷生体の紹介に行ってみましょ~
ハブモドキボア(パシフィックツリーボア)
Candoia carinata carinata
個体①
個体②
先週のビブロンボア、ポールソンボアに続き同じカンドイアCandoia(ナンヨウボア属)に属するハブモドキボアが2匹来てます。
属内でも細長い体型でビブロンボアと同じく立体活動をします。
マーブル柄やストライプ調の柄、黒みがちな個体から白抜けした個体まで、個体による柄や色彩の幅が豊富なためコレクション性が高く、古くからこの種ばかり集めるマニアも少なくありません。
飼育の際は巻き付いたり身体をもたれかからせたりするための枝を用意します。
餌にはヤモリなどのトカゲ類を好みますが慣らせばマウスへの移行も可能です。
店内にはアダーボア(バイパーボア)Candoia aspera 、ビブロンボアC.bibroni 、ポールソンボア(パシフィックグランドボア) C.paulsoni など他のカンドイアの在庫も潤沢です。
是非好みのカンドイアを見つけられてみては!
サンビームヘビ
Xenopeltis unicolor
個体①sold out
個体②
虹色に煌めく構造色が美しい、半地中棲の人気のギラギラヘビ。
よくナミヘビとして扱われますが分類上はボア・パイソンの方が近かったり。
安価なヘビですがとても美しく、飼育も容易に冷凍マウスを食べる個体が多いことから少し変わったヘビも飼育してみたいという方にオススメ。
2匹来ており大きめサイズは早速ご購入頂きました。
アルバーティスパイソン
Leiopython albertisii
こちらも虹色の構造色が煌めく美しいニシキヘビ。
ニューギニア島北部に棲息し、同属のミナミシロクチニシキヘビL.fredparkeri (俗に言うアルバーティスパイソン ティミカブラック)によく似ていますが、かなり昔から別種として扱われています。
最近小さいサイズを見ないなぁと思っていた中での嬉しい小さめサイズの入荷。
複数来てます。
ロジャースレーサー
Platyceps rogersi
個体①
個体②
地中海沿岸の中東アジア~北アフリカに棲息する上品な色彩のトカゲオイレーサーPlatyceps属。
過去にはよく似た中東から中央アジアにかけて棲息するサバクブチレーサーP.karelini の一亜種となりかけたこともありましたが現在は独立した種とされています。
本属トカゲオイレーサーは東は南アジア、北は欧州、南はアフリカ中部まで広く分布し、現在は27種が確認されており、そのほとんどが全長1m前後の小型のレーサーとなっています。
種によって色彩は多岐にわたり、どれも色や柄が特徴的なものが多く魅力的なヘビ達なのですが、現在流通するのは本種とハナガラレーサーP.florulentus ぐらい。
サハラレーサーP.saharicus やシナイクロオビレーサーP.sinai 辺りが来てもいいと思うのですがね…。
本種ロジャースレーサーの話に戻りまして、飼育は基本的に乾燥ベースですがケースの一部に湿度の保てる素焼きのウェットシェルターを用意します。
昼行性のためケースの一部にホットスポットを設けますが、この際パネルヒーターよりバスキングライトを使用して昼夜の温度差をつくった方がベター。
餌には名前の通りトカゲ類を好むのでヤモリなどを使って餌付けていきます。慣れればマウスも食べるようになる個体も少なくありません。
安価ですがとても飼育しがいのあるヘビだと思いますよ。
2匹来てます。
キタヤブコノミ sold out
Phirothamnus irregularis
トーゴなど西アフリカ地域で広く見られる人気の緑のヘビ。
人気すぎて一瞬でお買い上げ頂きました!
オオガシラユウダ
Natrix natrix scutata
(旧Natrix natrix megalocephara)
黒海沿岸のロシア南部からコーカサス地方を経てトルコ北東部まで分布するヨーロッパユウダ亜種。
古い呼び方はコルキスヤマカガシ。
…でしたが、前々からクリミアユウダN.n.scutata と旧バルカンユウダN.n.persa の東部個体にコーカサス地方で挟まれるかたちでグラデーションを成すように分布しており亜種としての地位は曖昧でした。
結果的に本亜種オオガシラユウダN.n.megalocephara と旧バルカンユウダN.n.persa の東部個体は現在ではクリミアユウダN.n.scutata にまとめられています。
しかし、ペットトレード上では「頭の大きいナトリクス」として他とは分けて殖やされているため気にしなくても良いでしょう。
この辺のユウダは成長すればするほど見応えある姿に成っていくので個人的に大好きなヘビ達です。飼育も容易でオススメですよ。
複数来てます。
ミロスユウダ
Natrix natrix moreotica
(旧Natrix natrix schweizeri)
大ぶりの水玉模様が可愛らしいヨーロッパユウダ亜種。
古い呼び方はシュヴァイツァーヤマカガシ。
エーゲ海南西部キクラデス諸島のミロス島などに局所的に分布し絶滅のおそれがあるほど稀少な亜種………という位置付けでしたが、、、
最近はこのヨーロッパユウダNatrix natrix 内で猛烈な勢いで亜種の再分類が行われたことにより、現在ではN.n.schweizeri とされていた個体群はバルカン半島からトルコにかけて分布するN.n.moreotica に包括されています。
しかしこの狭いエーゲ海の島々で、同じN.n.moreotica 内でもschweizeri型や旧picturata型(メラニズム個体が多い)など複数の形態が混在するようなカオス状態。ややこしや!!
一応ペットトレードでは国内外問わずしっかりミロスユウダらしいもの同士で殖やされているため混乱は少ないでしょう。
今回は雌2匹の入荷です。
飼育もし易いし、なんと言ってもこの水玉模様が可愛らしいのでオススメですよ。
サラサナメラ
Elaphe dione
個体①
個体②
個体③
西は東欧から東は極東アジアまでのユーラシア大陸に広く棲息するナメラ。
「サラサ」とは染織物の「更紗」のことで、本種の細やかな色彩から名付けられました。
本種は分布が広大ゆえにそれぞれの地域で沢山の色彩やパターンがあることが知られており、本種のみで本が一冊書けてしまうほどその様相は多岐に渡ります。
今回は中国から来ているのですが、おそらくWCかCHと思われるベビーが3匹来てます。
フタモンナメラ
Elaphe bimaculata
個体①
個体②
前述のサラサナメラによく似ていますが、こちらはスッキリとした模様になりやすいフタモンナメラ。
こうしてワイルド個体だと両者の違いが分かりづらい個体が流通することもあります。
一応サラサナメラとは上唇板や歯の数でも判別は可能です。
CB個体であればとても飼いやすいことから「アジアのコーンスネーク」と称されることもありますが、今回来たのはワイルド個体。
導入初期はケアに一層注意を払ってあげましょう。
この辺のいわゆる「アジアンラット」の中ではシュウダやスジオナメラの影に隠れがちですが、Elaphe を知れば知るほどフタモンナメラやサラサナメラの魅力に惹き込まれることと思います。
2匹来ておりどちらも餌食いは確認済みです。
バートンヒレアシトカゲ
Lialis burtonis
個体①
個体②
と、こんな感じ(妄想)で長年学者達を悩ませた奇天烈な爬虫類。
結果的にヤモリということで落ち着きました。
オーストラリアほぼ全域とニューギニア島の一部に棲息し、見た目から分かる通り生態はヤモリというかヘビのソレ。
主に食べるのはヤモリなどのトカゲ類であり、飼育下でも活ヤモリや冷凍ヤモリを与えます。
稀にマウスに餌付く個体もいるようです。
色彩やパターンが豊富で個体③のような無地模様の個体も稀に流通します。
ジカリーヒレアシトカゲ
Lialis jicari
ヒレアシトカゲ科はほぼ全種がオーストラリアに分布していますが例外的に唯一オーストラリアには居ないヒレアシトカゲが本種。ニューギニア島の一部に棲息します。
和名のクチボソヒレアシトカゲの通り、バートンとは正面から見た時の顔つきである程度判別出来るようです。
今回はいつもと違うゴージャスなゴールデンタイプ!!
ちょっと値段は高めですがそれでも久しぶりのヒレアシトカゲ、それもこんなゴージャス☆なゴールデンタイプなら納得かと!!!
もちろんスペシャルなので1匹のみです!
ディロフスモリドラゴン
Lophosaurus dilophus
モリドラゴンGonocephalus やミナミモリドラゴンHypsilurus とは違ったタクサのモリドラゴン。
前回は「赤い怪獣」と称したメラウケ産のレッドタイプが来ていましたが今回はオーソドックスなグリーンタイプ。いや緑も緑でめちゃくちゃカッコイイんですけどね!!!
今回は1匹のみですし価格も前回よりお求め易くなってると思いますので欲しいと思ったらお早めに。
エリマキトカゲ
Chlamydosaurus kingii
個体①
個体②
オーストラリアの北部・東部の沿岸地域とニューギニア島南部に棲息する大型のアガマ。
『ジュラシックパーク』に登場するディロフォサウルスの様にフリルを広げる姿が有名ですね。
本当のディロフォサウルスはフリルなんて無いし毒も吐かないみたいですが…
今回来たのはCBのオーストラリア産の個体群ではなく、いわゆるニューギニアフォームと呼ばれるインドネシア便で輸入されるワイルド個体。
オーストラリア産のものより魚っぽい顔つきをしていて、エキゾチックなアトモスフィアがプンプンしますよこれはァ!
2匹来てます。
ドリアモリドラゴン︎︎ ♀
Gonocephalus doriae
前回即売れでした︎︎ ♀の追加入荷です。
しかし今回はインドネシア便で来たことと、顔などの形質的におそらく基亜種G.d.doriae。
前回入荷個体はマレーシア便で来ており形質的にも亜種G.d.abbotti と思われます。
ただインドネシア便のドリアエはなんだか久しぶりな気もするので気になった方はお早めに。
オオアオジタトカゲ
Tiliqua gigas gigas
人気のスキンク。
問い合わせの多いベビちゃんがいっぱい来てます。
メラウケアオジタトカゲ
Tiliqua gigas evanescens
前述の基亜種T.g.gigasがモルッカ諸島やニューギニア島北部と西部に分布するのに対し、こちらの亜種メラウケT.g.evanescens はニューギニア島南部と東部に分布します。
分かりにくくてたまに質問されるのでキタパプアとかミナミパプアみたいな分かりやすい名前だともっとピンと来そう。
ともかく前述の基亜種より全体的にスッキリとした印象を受けるのが亜種メラウケアオジタ。
多くはありませんが複数来ているので選べますよ。
ファイアスキンク
Mochlus fernandi
アフリカ中西部に棲息する半地中棲スキンクで、種小名からフェルナンデススキンクとも。
飼育の際は活きたコオロギや頭を潰したコオロギから始め、個体によってはすぐ人工飼料などなんでも食べるようになってくれます。
赤みの強い個体からダークな装いの個体まで複数来てます。
スベヒタイヘルメットイグアナ
Corytophanes cristatus
個体①♂
個体②︎︎ ♀
名前の通り特徴的な頭の形が面白い樹上トカゲ。
中米の標高がやや高い薄暗い山林に棲息し、あまり動かず待ち伏せ型の捕食をします。
面白いのは普通樹上棲のトカゲ達の多くは水滴が目の前に落ちるとそこに身を乗り出して飲み始めますが、本種は意図してなのかポケット状になった頭頂部に水滴が当たると自動的に水滴が口元へと運ばれその水を飲み始めます。
あ、これが本当にこいつらだけ飲み方が特殊なのかは分かりません。
水容れに頭突っ込んでガブガブ飲み始める個体も過去に居ましたし。
ともかく導入初期は水切れに注意するため直接滴下で給水してやりましょう。
ペアで来てます。
ハルマヘラカラタケトカゲ
Eugongylus sp. cf. mentovarius
個体①
個体②
ハルマヘラカラタケトカゲで来ていますが同属のクマドリカラタケトカゲE.sulaensis の可能性もあります。
ぶっちゃけこの辺の同定ってきちんと出来るんでしょうか。個人的にゆーごんは大好きなので知っている方が居ましたら是非教えてください。
サルバトールモニター スマトラ
Varanus salvator macromaculatus
スマトラ島に棲息するサルバトールモニター亜種。
亜種小名のmacromaculatus の通り、大きめの斑点模様が特徴。
最大全長はゆうに150cmを超えるほど大きく成長するので最終的にはそれなりのケージを用意してあげましょう。
成長してしまえば丈夫なトカゲですが、ベビーの頃は低温や乾燥にめっぽう弱いので衛生面に気を付けながら蒸らし気味で高温多湿を意識してあげましょう。
2匹来てます。
マングローブモニター メラウケ
Varanus chlorostigma
広義のマングローブモニターであったV.indicus から独立したマングローブモニターのメラウケ産。
今回も大きめのスポットが綺麗な個体をセレクト!1匹のみ。
イエローヘッドモニター
Varanus melinus
インドネシアのスラ諸島に棲息する、黒と黄色の対比が美しいオオトカゲ。又の名をコガネオオトカゲ。
今回は通常より柄がハッキリとした個体をセレクト。
尻尾まで斑点模様がくっきりでとてもイイ!!
1匹のみです。
以上で新入荷の紹介となります。
佐藤
【告知】
今月のお買い得なSALEのお知らせ!!
気になる対象商品はというと…
ハチクラオリジナル
クリアウィンドウメッシュケージ!
前面がアクリルのメッシュケージです◎
カメレオンやトカゲ類などに幅広くご利用いただけます!
期間は今月中ですので、お買い逃しの無い様よろしくお願いいたします🙏
過去に類を見ないほどの値下げ幅になっています🤪
詳しい内容や組み立て方などはリンクの動画より確認いただけます!!
『オーナーズ倶楽部』開催決定しました!
夏冬恒例?になりつつある、
オーナーズフィッシュ&レプタイルズ様と爬虫類倶楽部のコラボイベント!
前回から実に半年ぶりとなる開催にワクワクを禁じ得ません…!!
今回もオーナーズさんの店舗の一部をお借りして、
生体から用品まで幅広く持っていきます!!
開催日時
12月14日(土) 13:00~20:00
15日(日) 13:00~20:00
場所
オーナーズフィッシュ&レプタイルズ店内
イベントのリクエストフォームも作成したので、
見たい生体欲しい生体ありましたらお気軽にご記入ください!!
可能な限り連れていきます💪
師走で忙しい時期だとは思います。
ですが関西のお客様方!
是非お時間をオーナーズ倶楽部に割いていただければと思います🙇
取り急ぎ告知でした!!
詳細情報や出展内容など随時更新していきますのでお待ちください~~!
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爬虫類倶楽部中野店
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平日・土 13:00~20:00
祝日・日 12:00~20:00
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