今週の2階新入荷 ヘビ、トカゲ

キールキロニウス ​​sold out
Chironius carinatus



南米の広い範囲で見られる半樹上棲ヘビ。
最大3mに達することもあり、Spilotes達と並んで熱帯アメリカを代表する大型のナミヘビです。
現地ではポルトガル語で蔓植物を意味する“Sipo”と呼ばれることも。
ここ日本では珍しく学名がそのまま和名となってキロニウスと呼ばれており、なんだかヘビっぽくない名前とよく言われます笑

キロニウスの特徴と言えば昼行性のためモノをよく見ることに特化した大きな目も然る事ながら、特筆すべきはその体鱗の少なさ。
体鱗列数とは腹板から背側を通った反対側の腹板までに並んだ体鱗の枚数のことで、その種によってある程度の固有の枚数で決まっているため種の同定にも役立つ指標となります。
特に本種は胴体中央で12列、尾部に近付いた胴後半部で8列と全ヘビ中屈指の少なさ。
同属のキクジンキロニウス(キバラキロニウス)C. multiventris と混じって流通しますが前者は胴後半部が8列、後者は10列と若干の差異が見られます。

カエルやトカゲ類、果ては小動物や鳥類など幅広く捕食するジェネラリストなヘビで、幼蛇の頃は特にカエル等を好み成長するに連れ食性の幅が広がっていきます。
早速お買い上げ頂きました！

スベノドトゲオイグアナ
Ctenosaura quinquecarinata


中米に棲息する最大でも40cm程の小型のトゲオイグアナ。
和名のスベノドはイグアナの仲間に多く見られるデュラップ(咽喉垂)が発達せず目立たないため。

まだ緑色が強く残るベビーが複数来ています。
成長するに連れこの緑色は薄まりますが雄のアダルトは残ることも。

小型のため60cmケージで終生飼育出来ますが、上下左右の動きを楽しめるよう、90cm以上のケージで枝やコルクを複雑にレイアウトして飼育するのがオススメ。

食性は虫や野菜を食べる雑食性ですが、小さいうちから野菜に慣らす為にもバランス良く給餌してやりましょう。

ミドリガストロカナヘビ
Gastropholis prasina




別名ミドリソバハラカナヘビ。

ソバハラの｢ソバ(稜)｣とは袴の股立や折り目のことを表し、本種の特徴的な腹側の鱗をそれに見立てて名付けられました。
Gastropholisも直訳すると｢腹の鱗｣なので命名した方も特にお腹に注目して欲しかったのでしょうね。

初登場は今から10年ほど前とペットトレードにはかなり最近登場したばかりのカナヘビで、某ビバガ編集長曰く今では想像もつかないほどとても高価だったとのこと。
しかし繊細そう??な見た目と高木に棲むという生態とは裏腹に飼育と繁殖の容易さから世界的に沢山殖やされ価格も手の届きやすい範囲まで落ち着いてきました。

今回は産まれて間もないであろうベビーが複数来ています。
店頭には少し育ったヤングサイズも在庫していますので併せてご確認ください。

活マウス(ファンシーマウス)
Mus musculus



新入荷という訳ではありませんがご紹介。
私佐藤が個人的に殖やしていたものを店頭でも量産し始めましたが、最近はある程度軌道に乗ったのでピンク～アダルトの全サイズを販売しております。ピンクマウスは種親の出産状況次第なので数があまり取れない場合もあります。
ピンク～ファジー・ホッパー以下のサイズはアダルトに比べより低価格ですが未離乳のため24時間以内の使用をオススメします。

ヘビ等の餌用はもちろん愛玩用としての飼育も可能で、一般的な実験用マウスよりは多少人への警戒心が薄く飼い方次第では懐くことも。
愛玩目的で購入する場合は他の爬虫類達と同様に愛護動物としての扱いで販売させていただきます。

一応私自身マウスの繁殖も10年ほど続けてきたので種親の揃え方やアダルト以下サイズでの雌雄判別、効率の良い繁殖法等ご質問ございましたらお気軽にご相談ください。

以上で新入荷のご紹介となります。

佐藤

～イベント告知～

9/22 BLACK OUT! 浜松町
今回も「とんぶり」と同時開催予定のBO、
我々爬虫類倶楽部も参加いたします！
中野店、大宮店、仙台店、ファームと、総出でお邪魔します！！
お楽しみに！

下記リンクがイベントのリクエストフォームになっております◎
なんでもお気軽に書き込んじゃってくださいね～