今週の2階新入荷ヘビ、トカゲ

こんにちは髪の長い方の佐藤です。

おそらくハチクラグループ内で最も長ったらしいブログを書くことで有名な私ですが、今回はいつにも増して長いので覚悟して下さい。

でもそれだけのとんでもない入荷があったということなんで！では早速新入荷の紹介に行ってみましょ～

ミナミオオレーサー
Dolichophis juguralis asianus

レーサーマニア垂涎の最大3mになると言われる超大型レーサー。
まだ中東から現在よりコンスタントに輸入のあった、だいーぶ以前に入荷はあったようですが、若造の私は現物を生で見たのは初めて！
自分が生きてる内に入荷されとても感激です！

「長い蛇」を意味するDolicophis(ナガレーサー)属内最大なのはもちろんのこと、かつて多くの似たようなヘビたちがColuber(レーサー)属に包括されていた時代から変わらず最も大きなレーサーであり、レーサーマニア内では憧れの存在でもありました。

元々はキプロスやギリシャのドデカネス諸島の個体も亜種としていましたが、現在は基亜種のD.j.juguralis(キタオオレーサー)と亜種のD.j.asianus(ミナミオオレーサー)の2亜種のみが認められています。
今回来たのは採集された棲息地的に亜種のD.j.asianus(ミナミオオレーサー)と思われる個体が2匹。
しかも雄と雌(尾切れなので特価)のペア！
もちろんペア割価格もご用意させて頂きますのでお気軽にスタッフまで。

飼育は一般的なレーサーの飼育で良いでしょう。
・底面積が広めのケース。
・シェルターをいくつか(ウェットシェルターもあるとなお良い)。
・温度勾配を付ける(バスキングライトなどを使い日中のみ局所的に暖めることで時間的空間的にも温度の勾配を持たせるとなお良い)。
・紫外線も当てると良いでしょう。
・餌は大きいものを期間を開けてドカっとではなく小さめをややマメに。

羅列して説明しましたがいわゆる昼行性のトカゲっぽい飼育を心掛けると良いでしょう。
ちなみに今回来た個体達はどちらも冷凍マウスをすんなりピンセットから食べてくれています。

それと私佐藤はレーサーには目がなく個人的にも大好きなヘビたちなのですが今回来たオオレーサーを扱ってみて思ったのは、捕食の瞬間を除いて動きや質感はなんだかレーサーぽくない不思議な感じがするなぁと。

こればっかりは皆さん買って確かめるしかないでしょう(笑)

アムールラットスネーク
Elaphe schrenckii

中国、ロシア、朝鮮半島に棲息する日本のアオダイショウに近縁なナメラ。
幼蛇の頃はアオダイショウと同じくマムシに擬態したような地味めなカラーリングですが、成長するにつれ徐々に地色は黒化しバンド模様は黄色の美しいヘビとなります。

↓参考として在庫中のやや育った個体

飼育はElaphe(ナメラ)内でもダントツで飼いやすく、棲息地から分かるように抜群の耐寒性を誇ります。

美しく、丈夫で、尚且つ高騰するナメラ内では比較的リーズナブル。と個人的にはもっと評価されて良い種だと常々感じております。

複数来てます。

アカマダラ
Lycodon rufozonatus rufozonatus

↓セレクト

一部日本の対馬にも分布するマダラ蛇(オオカミヘビ)。
以前はコンスタントに野生採集個体が出回りましたが、個人的に今回の入荷は久しぶりだなぁと思います。

日本の気候にマッチしていることもあり、飼育は餌付いてしまえばとても容易で、飼い込んだ個体の飼育の容易さ・餌への貪欲さと言ったら｢アジアのキングスネーク｣と呼ばれるほど。

今回は数匹来ており写真二枚目のような美しいセレクト個体も来ています。

レバントアシナシトカゲ
Pseudopus apodus levantinus

国内初流通となるヨーロッパアシナシトカゲ最大亜種。
古くからレバノン・シリア・イスラエル辺りの地域をレバント(レヴァント)と呼び、その名を冠することから分かるように他亜種と比べてかなり南方に分布しています。

最大で130cmになるらしくその迫力は他の亜種と比較しても規格外の大きさ。
しかも経年で徐々に黒化するようで更にカッコ良さアップ！
気になる方は是非調べて見てください。